1か月前の時点では誰が見ても「ワイルドカード当確」と思われたレッドソックスとブレーブスが,シーズン最終盤に来てまさかの大失速.とうとうレッドソックスはレイズと,ブレーブスはカージナルスと勝率で並んだまま最終節を迎えることになった.そして4チームの命運がかかった今日の4試合は現地時間の深夜まで続き,いかにもアメリカらしい派手な幕切れが待っていた.
最下位オリオールズとの最終戦をジョン・レスターに託したレッドソックス.雨のせいで開始時間が大幅に遅れたようだから,先発投手にとっては準備の難しい試合だったに違いない.先制タイムリーと勝ち越しのソロホームランを打ったペドロイアは,今年も打率 .307,21HR,91打点と大活躍の1年だった.あんだけ振り回して毎年コンスタントに3割くらい打つんだから本当に凄いよね.


3-2 と1点リードで迎えた最終回のマウンドを託された守護神パペルボーンが,2アウトからオリオールズ打線に連打を浴びてまさかのサヨナラ逆転負け!この1か月を象徴するような勝負弱さでシーズンの幕を引いた.まあ,頼みのクローザーが大事なシーズン最後の3連戦で2度も打ち込まれちゃあね〜.フランコーナ監督の解任も決定的だろう.

オリオールズのみなさん喜び過ぎ.
別に君らは勝ち星が1つ増えて69勝93敗になっただけで,順位はビリのままなんですから...
一方,巡り合わせ悪く最終節にヤンキースと顔を合わせたレイズ.9月に入ってから5試合勝ち星がない(2敗)デビット・プライスが今日もヤンキース打線につかまり,4回6失点でKO.この時点では誰もが勝負ありかと思っただろう.

しかしレイズは 0-7 迎えた8回裏に集中打で6点を返すと,最終回2死2ストライクから代打ダン・ジョンソンが4月8日以来の今季2号ホームランを放ち試合を振り出しに戻すのに成功.こうなれば追いついた側の気迫が充実するのが勝負事の常だ.ボルチモアでレッドソックスの敗戦が決まった直後の延長12回裏,主砲ロンゴリアのサヨナラホームランでレイズがプレイオフ進出を決めた.強いね,レイズ.かつてもお荷物球団の面影はどこにもない.

一方のナショナルリーグ.こちらもやはり最下位のアストロズを 8-0 で難なく降したカージナルスは,ブレーブスの結果待ち.レイズ同様,運悪く最終節に首位フィリーズと対戦したブレーブスは善戦むなしく延長13回に力尽き,ナショナルリーグ最後の1枠にはカージナルスが滑り込んだ.ワイルドカード・レースで一時は2位に8.5ゲーム差をつけていたブレーブスにとっては痛恨の幕切れとなった.


残り1試合の時点で打率.300,打点98としていたプホルスは,ワイルドカードがかかった最終戦を5打数1安打で終え,最終成績は.299,99打点.惜しくも11年連続の偉業は達成できなかった.直前まで37本で首位に立っていたホームラン数も,最後の最後でプリンス・フィルダーとマット・ケンプに1本差でかわされてしまったので今年は無冠.デビュー以来最悪の1年となってしまった.打率も一時は.305まで上がってたし,打点も残り6試合で「あと2」まで来てたから,何だかんだで今年もトリプル達成できると確信してたんだが...
まあ,その分プレイオフでの活躍を期待したいと思います.